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今年一番のハプニング〜道に迷いぶっ飛ばす深夜バス〜
ぶっ飛ばす…深夜バス

私自身における今年一番の思い出、それはちょっとしたハプニングだった。

色々なハプニングは数あれど、印象に残ったのはやはり…

深夜バスだ。



昨年頃から深夜バスを利用しだし、色々な経験をさせていただいた。


この深夜バス。


若いユーザーには大変人気があり

安くて便利なのは判ったが…



バスの乗車場が度々変わるので、案内する兄ちゃん姉ちゃんの

声をしっかり聞いておかないと乗り遅れてしまう危険性がある。



そこで今年、関西へ出張するある日。

関西行の深夜バスに新宿から乗った…。



その日の「運航バス」会社は、奈良が本拠。

バスの運転手も助手の運転手、2人ともコッテコテの関西人。



2人とも60歳手前くらいのおっさん…。



またその日、たまたま私は一番前の座席に指定されていた。



出発地点である新宿を出る時も

客がまだ来ないのなんの…と、結局予定より約40分遅れで出発。



そこまでは何とか許せる範囲。



ここからが問題…いや大問題。



殆どのバスは一旦横浜駅(西口)に寄り、横浜での乗客を乗せてから

「夢の銀河高速バス」となって、京都・大阪を目指す予定である。

このバスも例外ではなかった。



しかし!ハプニングはここからだった。



バスは東名川崎インターチェンジを降りた。



     この時、私は

     『あれ?横浜青葉インター (まで行ってから〜)

      で降りへんねや…。』

     と、

     一瞬疑問に感じたが…


取り敢えず「寝よう」と努力することにした。



目を閉じていると…

即、前で運転手と助手の2人の会話が聞こえてくる…

しかも比較的普通に話す、大きな声で!



おっさん 『えっと…この道で…えーんかな?』

おっさん 『こっち…ちゃうかなぁ〜?まぁ行ってみよや…』

おっさん 『あ!これ…右やったなぁ〜間違ぉ〜たわ…ハハッ!』

おっさん 『どっちからもどるんやぁ?Uターンできるとこあるか?』

おっさん 『……わっからんなぁ〜ややこしいわ〜この辺…。』

おっさん 『とりあえず、右寄せして(バスを)止めようや…。』

おっさん 『こっちや!こっち!・・・え?…ちゃうか…どっちや?』

おっさん 『この地図古いんとちゃうか?…こんな道あれへんで。』

おっさん 『あー!もうワカランワ!とりあえず左に曲がろ!』

おっさん 『そやな!行ってみよ!』


私は眼を開けずにはいられなかった…

    「いったいどこへ連れて行く気や?明日の朝、ちゃんと京都へ着くんか?」

妙に余計な不安がよぎる…。

明らかに他の客も(黙ってはいたが…)

ごそごそ起きて前を見入っていたことは事実である。


そうこうしているうち、横浜駅のバス待ち担当スタッフから

連絡が入ったようだ。(かなり到着時間が遅れているので当然だが…)


おっさん 『はいは〜い♪…あ〜ゴメン!今(道に)迷ってんねん!』

おっさん 『ココどこやて聞いてみ!』

おっさん 『ワシら初めてやからワカランねンやんか〜』

おっさん 『ココどこか聞いてみ!ってゆーとんねんけど。』

おっさん 『ややっこしいて道ワカランわ〜…ここどこ?』

おっさん 『どこ走ってるって、ゆーたらんと向こうもワカランやろ?』

おっさん 『うん…うん…わかった!わかった!取り敢えず行ってみるわ。』

おっさん 『ちゃんとわかったんか?』

おっさん 『なんやワカランけど…この道まっすぐやて。』

おっさん 『しょんべんしたなってきたわ…。』


結局、このバスは予定より90分も遅れて横浜駅に到着。

それでも客からはブーブー言う声が聞こえてこないから偉い!

私が待たされる客なら…

     「お前ら商売する気あんのか!」

と、恫喝してしまうところだ。



なんやかやで100分遅れで横浜駅を出発したバス。



おっさん 『さぁ〜どっから行ったらえーんやろ?』

おっさん 『(予定では)横浜町田(から乗るン)やけど…。』

おっさん 『ワカランから、(東名川崎まで)戻ろか!』

おっさん 『そやな!』

おっさん 『ところで…どの道使ぉから行けるんや?』

おっさん 『来た道を戻ろうや。』

おっさん 『それがワカラヘんねやんか…。』

おっさん 『参ったな…あ!あそこに(掲示板が)出てるわ!』

おっさん 『あ〜良かった良かった!助かったわ〜!』



    「助かったのは、我々客の方ですわ!」



おっさん 『わしもぅ〜こんな仕事いややわ。』

おっさん 『わしもも〜いややわ。』



こんな事を話していた2番手運転手の助手が客にこうアナウンスする。

おっさん 『皆様〜本日も奈良交通

           (運航会社まで客は知らんっちゅーねん!)

        …をご利用下さいまして

        誠にありがとうございます。

        バスはやや100分遅れで…

           (“やや”やて?“やや”!?、何ぬかしとんねん!)

        横浜駅を出発しましたが…

        一路、京都・大阪へと向かって参ります。

        皆様、どうぞごゆっくりとお休み下さい。』



と…いいながらバスは遅れ時間を取り戻すために、

ビュンビュン飛ばす!

高速道路を、何台ものバスが走っているが…

追い越し、追い抜き。

走行レーンから追い越しレーンへ。

追い越しレーンから、走行レーンへ。



これを繰り返し、ビュンビュンぶっ飛ばす



バスはめっちゃ揺れるわ…。

事故を起さないか気になるわ…。

無事に到着地へ行けるか不安やわ…。



静かに眠れる訳がない…。



この日の朝、殆ど眠れなかったが

予定到着時間より1時間も早く
「なんっちゅーおっさんらや…」

京都へ“取り敢えず”五体満足に到着した。





おっさん 『皆様、お疲れ様でした。

        御忘れ物なきようお降り下さい。

        またのご利用をお待ちいたしております。』



できれば…奈良交通だけは“また利用”したくないと

願う…。

しかし行ってみないと運航会社が判らないというのも…腑に落ちないが、

まぁ、しかし安いのだから…

それはそれで仕方のないことなのかも知れない。



こじ太郎の気ままなブログ
深夜バスの旅



2008.12.30 (Tue) 13:31
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